委任状書き方の基礎講座

委任状とは

委任状とは、役所への申請や手続き、証明書の交付などを第三者に代理でやってもらうときに書く書類です。

仕事が忙しくて役所に行けない、書き方がよく分からない場合などに代理人を立てるケースがあります。また、裁判の手続きを弁護士に依頼したり、不動産関連でも司法書士に手続きを依頼するときも委任状が必要となります。(家族の人が代わりに続きを行う場合でも委任状が必要になります)

このように「私の代わりにお願いします」という代理を頼むときには委任状を書く必要があるのです。代理人から見れば、依頼者から任されたという証拠(契約)になるのです。役所への手続き関連を他の人に頼む場合は、委任状が必要かどうか事前に確認しておきましょう。

依頼する側は、委任状によって手続きなどを代理人に全て任せてしまえば終わりですが、代理人がどのように進めているか、今どうなっているかの確認はしておいたほうがいいでしょう。もし代理人が間違ってしまったり、予定よりも遅れているといった事態になっていたら、面倒なことになりますからね。その場合でも全てが代理人が悪いというのではなく、依頼した側にも責任が生じます。後から問題のないように進めるためにも、委任状を出した後も代理人と常に連絡を取れる形にしておきましょう。必要とあらば、お互いに確認や相談をするべきです。もちろん代理人も期間や重要なことがあり次第、その都度報告していく義務はあります。

委任状の書き方

委任状ってどうやってかくのだろうというところですが、、これと決まっている形式はありません。委任する相手が弁護士や司法書士の場合は、事務所の形式に従った書き方が設定されていることもありますが(もしくは、委任状用の書類が用意されているなど)。

ですが、委任状には次の項目を記載する必要があります。

○タイトル(委任状)

〇日付(年月日)

〇依頼する人(申請者)の名前と住所(押印)

○代理する人の名前と住所

 ※法人の場合は、法人の名称と住所、代表者名

〇委任する内容と交付する書類など

委任する人と代理として行う人が合意(契約)している内容である必要があります。後からのトラブルを避けるためにも、名前・住所・押印・日付・内容の項目はしっかりと明確にしておきましょう。上記の項目が記載されていれば、特に決まった形式というのはありません。

簡単に例を挙げてみます。形式によっては、内容よりも名前が上に来たり、代理人を最初にもってくるパターンもあります。

[例]

-------------------------------------------------------------

       委任状

              2008年1月1日

日本役所 殿

私は、山田花子を代理人として定め、下記の手続きを委任します。

 住所変更の手続き

使用変更:住所変更のため

委任者:山田太郎 印     代理人:山田花子

住所 :〜〜〜〜〜      住所 :〜〜〜〜〜

-------------------------------------------------------------

パソコンの普及により、こういった書類もパソコンで入力して作成する人もいますが、できれば直筆のほうがいいです(場合によっては、パソコンで作成した書類を受理しない窓口もあるようですよ)。

委任状を使用するケース

どういったケースに委任状を使うことができるのか。上記でも書いたように役所へ書類を届け出、更新の手続きがまず一般的に使われています。

転入届、転出届、住民票関連、戸籍関連、身分証明書委任、納税証明書委任、自動車委任、携帯電話の契約など。住所や戸籍、契約の手続きに使われるケースが多いです。

特にサラリーマンは仕事で平日に役所へは中々行くことができませんから、家族や友人に頼むしかありません。そこで委任状ということですね。役所や担当の人も本人確認ができないため、委任状で本人の代理を確認していきます。私も車の免許更新の時に親に頼んで更新してもらいましたが、そのときに委任状を書きました。

他にも、弁護士や司法書士に書類の手続きをやってもらうときですね。裁判を起こすときに必要な手続き、不動産の買い物をしたときに必要な手続きなど、専門な手続きをしなくてはいけないのですが、忙しかったり、記載方法がよく分からない、面倒だというケースもありますので、そのときに委任状で代理を立てます。

また、法人でも権限を委任するときに使用するケースがあります。

例えば、会社や機関で本来であれば一番上の人間や担当の人が他社(他の機関)へ契約したり依頼する業務のケースです。

一番上の人間や担当の人が持っている権限を委任状を通して他の人に代理でお願いします。このときも委任状が必要となります。権限を委任するということですね。